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BMW笹塚サービスセンター

​BMW Sasazuka Service Center 

Photos:  黒住 直臣

所在地: 東京都渋谷区

主要用途: 自動車整備工場、オフィス

延床面積: 4,714 ㎡

共同設計: 冨永謙建築設計事務所

設備設計: 設備計画

照明計画: ツキライティングデザイン

​施工:大和ハウス工業

都内にあるBMWの車両メンテナンスセンターです。

1、2階にカスタマーエリアを配し、上層階は自動車整備工場とし、積層型の整備工場施設としています。都内で希少な大型の車両メンテナンスセンターとして中核的な役割を担うことが求められた為、車両用エレベータや屋上駐車スペースを設けて無駄なスペースを極力排除し、整備エリアや駐車スペースを最大限確保できるように計画しています。

内外装のデザインはBMWの世界的なCI計画に準じた、白を基調とし水平性を強調したデザインとしています。

住宅やオフィスが多くあるエリアに立地する為、外観は一般的なオフィスビルに見えるような穏やかな表情とし、また水平フィンを設けることで建物のボリュームをフロアごとに分節し、圧迫感が無いようにしています。同時に整備エリア各階に水平連続窓を設け、高窓からのふんだんな自然採光を可能にし、中間期には通風による換気も可能で、エコロジーに配慮しています。また開放的な採光通風を得ることで、整備エリアが閉鎖的な環境とならずに快適なワークスペースとなることを意図しています。

カスタマーエリアは2層吹抜けとし、天井の高い開放感のある空間としています。また水平性を強調した折上げ天井や間接照明の配置により空間の中に流動性を創りだし、カスタマーの方々を自然に奥へと導きいれることを意図しています。

外観は、白を基調として水平性を強調したデザインとしています。上層階は全て整備工場施設になります。

水平フィンが陰影をつくって、彫りの深い端正な表情に​なるようにしました。

カスタマーエリアは2層吹抜けの空間で、ゆったりと余裕のある雰囲気にしています。

2階のカスタマーエリア。折上げ天井によるラインが連続してシャープな表情を​つくっています。

吹抜けに面してカウンターを設けています。

上層階の整備工場。白を基調としたインテリアで高窓から十分に光が入るようにしており、明るく開放的な雰囲気があり快適なワークスペースとなることを意図しました。

整備工場内は機器が整然と配列され、作業の効率性が向上するような快適な環境をつくるように意図しています。

​夜間もエレガントで落ち着いた雰囲気が出るよう、明るすぎない照明計画としました。

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